法然上人浄土宗開宗850年~お念佛からはじまる幸せ~ 法然上人浄土宗開宗850年~お念佛からはじまる幸せ~

研修ICT化推進

 目 的

本事業は、研修体制の改革を主軸に据えた高度情報通信技術を活用した宗体制を確立することで、全国に存在する本宗寺院の距離的ハンディを解消し、公平な宗務行政サービスを享受できる環境を整備することを目的とする。

 

 概 要

本事業では次の項目について取り組む。

 

(1)宗内研修のオンライン化

新型コロナウイルスの流行に伴い、社会的なオンライン化が加速する中、遠方寺院(教師)が時間を工面して会場に赴かずとも必要とする知識を修学できる研修体制を発信する。

また、オンラインの特性を活かした従来にはない研修を構築する。

 

A.公開型学習(Distance Learning)

Distance Learning(ディスタンスラーニング)とは、通信回線やコンピューター、AV機器を用いて遠隔地で教育機関の講義を受講するもので、令和2年度に本宗が導入した遠隔地講義システムZoomによる多地点会場ライブ講義の本格利用です。

現在、研修会館で開催している教師研修会実践講座を対象とした京都及び東京の2地点ライブ開催の範囲を拡大し、様々な(宗主催・各種団体主催の)研修会・講習会をインターネット上で受講できる体制を整える。

 

B.自習型学習(Web Learning)

Web Learning(ウェブラーニング)とは、Webブラウザやインターネット上の情報・技術を利用して、学習者がパソコンやスマートフォン、タブレット端末で教材にアクセスすることができ、時・場所を選ばず自分のペースで学習できるもので、学習の進捗状況は、ネットワークを通じ専用のデータベースに登録されるため学習状況の管理が可能となる。

研修会館多目的室を撮影スタジオとして、作成した動画教材を浄土宗HP内にアップロードすることで、学習者が学びたい時や急を要する時に、必要とする単元(情報)を、時間と場所を問わず入手することができるような体制を構築する。

 

(2)研修のオンライン化に伴う既存研修の再編成

本宗既存の研修会は、新設を繰り返す中で細分化され、内容や特性に重複が見受けられる。

今般の研修体制のオンライン化に伴い、既存研修の在り方についての検討を行うことで、本事業が始動する際には、利便性のみならずスリム化も図る。

 

 実施スケジュール

 

令和2年 令和3年 令和4年 令和5年 令和6年(慶讃年)
(1)自習型学習 業者選定・契約
教材制作・提供開始
(2)既存研修の再編成 制度の見直し及び設計
オンライン研修の制度化