・目的
本事業では、『選択本願念仏集』奉戴800年を記念し、本宗における基本典籍を取り纏めて全国寺院へ配布された『浄土宗聖典』について、開宗850年を迎えるにあたり、刊行以来種々指摘のある誤字・誤植に修正を加えた上で、デジタルアーカイブ化(電子化)することで、貴重資料を劣化なく永久保存し、後世へと引き継ぐ役割を担う。
さらには、これからの時代を担う若年層教師に一層の活用を促し、資質の向上を図ることを目的とする。
・概要
①誤字・誤植の編集
満を持して刊行された『浄土宗聖典』ではあるが、内容に誤字・誤植が散見される。
本宗の基本聖典集として在るべき形へと改定する必要があることから、浄土宗総合研究所を中心とした編集チームを編成して作業にあたる。
②デジタルアーカイブ化
本宗はこれまでに『浄土宗全書』をWEB公開しており、開宗850年記念事業として「増上寺三大蔵経」のデジタルアーカイブに着手している。
デジタルアーカイブ化は貴重資料を劣化なく永久保存することができ、『浄土宗聖典』も上記2事業同様にデジタル化することで浄土宗デジタル典籍御三家として文化振興に寄与するとともに、後世へと引き継ぐ役割を担う。
また、情報通信技術の発展に伴い、インターネットを利用した情報の活用が主流となる現代において、『浄土宗聖典』のデジタル化はこれからの時代を担う若年層教師に一層の活用を促し、資質の向上を図ることができる。
③正誤表冊子製作
誤字・誤植の編集が終了し、改められたものを正誤表冊子として作成し、『浄土宗聖典』の不備を補完する。
・実施スケジュール
令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年(慶讃年) |
編集作業 | ||||
デジタル化 | ||||
Web公開・正誤表発送 |